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お赤飯で福を招く日
おついたち

おついたちとは?

太陽太陰暦を含む太陰暦では、 朔(新月のことをいう)を月の始まる日 「1日」とします。

月の始まりは「月立ち(つきたち)」が転じて 「ついたち」とよばれ、朔日は「ついたち」と訓読みし、「朔」だけでも「ついたち」と読むようになりました。

おついたちにお赤飯をいただく風習

おついたちには本来、元旦と同じくらいの思い入れがあり、
今月もおついたちを迎えられたと言う喜びと、
月の初めにこの1カ月うまく商売が出来るようにと
願いを込める大切な日です。

古来、商家ではおついたちにはまめに働けるように豆ご飯(赤飯)と、
粗利が大きく繁盛するように「あらいめ」という
海藻を食べる習慣がありました。
この豆ご飯を食べる習慣が赤飯として、今につながっています。

伊勢神宮を初め一日に普段より早く起きて、 「朔日参り」をするならわしがあり、 無事に過ごせた1か月を感謝し、 また新しい月の無事を祈ってお参りをします。

お赤飯について

お赤飯に使うささげは水につけおきし、 火にかけて煮汁を作ります。 米八ではこの煮汁を丁寧に作り、 自然の色を使っておいしいお赤飯づくりを 心がけております。 ささげには、ポリフェノールや ビタミンB1が含まれており、 古くから人々の生活の中で食されてきました。 一日に健康を祈り食べてきたのは、 このような意味もあったのではないでしょうか?

赤に特別な意味を込めて

赤飯はハレの日に食べられ、古代より赤い色には 邪気を払う力があるとされ、 神道では稲作信仰が基盤となっており、 お朔日に価値が高い米(赤米)を蒸したものを 神に供える風習がありました。 また祭りや誕生祝い、節句等の吉事にも 赤飯を炊くのが一般的です。